スポンサーリンク

【徹底レビュー】OPPO RenoA コスパ抜群だけど弱点もあるよ(特に動画)

2020年5月、使用していたワイモバイルの契約更新月を迎えたため、1年間基本使用料が無料の楽天アンリミットにMNPしました。

この楽天アンリミットを契約するにあたり、対応端末が手元になかったため、巷でコスパ最高と名高いOPPOのRenoAを同時購入しました。そっちのほうがポイントバックもでかいし。

 

今回は今まで使ってきたなかで感じたことや気が付いたことなど、これからRenoAの購入を検討している方や楽天アンリミットを契約しようと検討している方の参考になるようにレビューをします。

 

スポンサーリンク

メーカー、価格など

メーカー:OPPO

OPPOは中国に本社を置くスマホメーカーで、世界第4位のシェアを誇ります。もはや純国産メーカーがSONYだけに成り果てた日本とはレベルが違いますね。

中国製に抵抗の強い人は多いかと思いますが、スマホ制作技術において日本は中国に大きく差をつけられています。iPhoneは高級路線ですが、安くて良いスマホがたくさんある中国製は、端末代と通信使用料が分離された現在の日本市場にとっては、大変魅力的な端末と言えるでしょう。

 

価格:31900円(2020年6月14日の最安値)

詳しいスペック等は後述しますが、性能を踏まえれば軽い価格破壊レベルです。OPPOが日本市場に本格的に殴り込みをかけてきたことを感じさせる端末です。

 

サイズ・重量

縦:158.4mm

横:75.4mm

厚さ: 7.8mm

重量:約169.5g

6.4インチという大画面を搭載しているだけあって、大きいです。ちなみにとなりにいるちっこい端末は以前に使っていたiPhoneSE(第一世代)。

 

厚さはかなり薄く、これも大画面端末らしいですね。

上から見た写真を見ると、中央が膨らんだような形をしています。これがちょっと持ちにくい。

前に使っていたiPhoneSE(第一世代)は、角ばった形でサイドもまっすぐだったのですが、個人的にはそういう形のほうが持ちやすいですね。同じ理由でiPhone6以降のデザインは少し持ちにくいと感じています。

 

ディスプレイ

サイズ:16.2cm (6.4インチ)

スクリーン素材:Multi-touch, Capacitive Screen

解像度:2340 x 1080

ピクセルカラー:1600万色

画面占有率:91%

6.4インチの大型ディスプレイ+有機EL搭載で、とっても(・∀・)イイ!!

3万円台なかばという価格で有機ELというのはすごい。Samsungを除けば、この価格帯で有機ELを搭載している端末はほかにないんじゃないですかね。

 

明るさの幅も広いです。

いちばん暗くするとほとんど暗転状態になります。寝室等で電気を消した状況なら見えますが、室内光であってもぱっと見で画面真っ暗レベルまで暗くできます。

いちばん明るくすれば、晴天の太陽光下でもきちんと見えます。まぁ見えるってレベルじゃなくてきちんと見えるレベルです。

 

有機ELらしく、発色もキレイです。とはいえ、最近は液晶ディスプレイもキレイなので感動するってレベルでもないですが。

有機ELであることのメリットは発色よりもどちらかといえば省電力性能に優れるということのほうが大きいかなと思います。

 

あ、よく言われる「黒」の表現はやっぱり全然違います。ディスプレイ裏からLEDライトで照らすことで発色する液晶と違い、自らが発光・発色する有機ELは黒が本当に黒です。そりゃ一切光っていないから当たり前なんですけど、漆黒って感じですね。

 

処理能力

CPU:Qualcomm® Snapdragon™710

RAM:6GB

ROM:64GB(SIMフリー版)/128GB(楽天モバイル版)

 

よくスマホの性能を測るベンチマークソフトとして使われる「Antutu」の計測では、トータル20万点ほどです。

20万点というのは、2~3年前のハイエンドモデル並です。

iPhoneでいうと、iPhone7(CPUはA10)と同程度のスコアです。

Xperiaでいうと、XperiaXZ1(CPUはスナドラ835)と同程度のスコアです。

上記2機種とも、発売当時は10万円レベルの価格だったことを踏まえれば、RenoAのコスパがよく分かりますね。

 

RAMは安心の6GBです。スマホで行う処理を考えると、RAMは4GBあれば十分と言われていますが、多い分にはウェルカムです。

じゃあ実際に使っていて恩恵を感じるかと言えば、この端末は省電力のためにバックグラウンドで動いているアプリはある程度勝手に止めるので、そんなに感じることもないんですけどねw(設定で変更可)

 

ROMは楽天モバイルで販売されているもののみ128GBとなっています。SDカードを指すことができますが、DSDVを使用する場合はスロットがSIMカードと共用となっているため、両立ができないという弱点も。

もしROM容量にこだわるのなら楽天モバイル版を買いましょう。今なら初期手数料以上にポイントバックがありますし、RenoAを同時購入で10000ポイントバックがあります。そのうえ、1年間基本使用料無料なので、RenoAに魅力を感じているなら楽天モバイルで購入するのがもっともよい選択と言えるでしょう。

【詳しくはこちら】

 

ゲーミング性能

GPU:Adreno 616

 

必要十分な性能です。最新の3Dゲームを最高画質で楽しもうと思ったら厳しいかもしれませんが、画質を問わなければ現在あるゲームのほぼすべてを楽しむことができます。

 

私はもっぱら「ロマサガRS」を楽しんでいますので、その使用感でいうと、

○高画質にすると、「アバドンハンズ」や「太陽風」など特定の技で若干のコマ飛びがある。

○低画質にすればコマ飛びなし。

○低画質にしてもほとんど画質の変化はないので、省電力という観点からもこの端末なら低画質で楽しむのがおススメ。

という感じですね。

以前に使用していたiPhoneSE(第一世代)は高画質でもコマ落ちなどほぼありませんでしたが、あっちはそもそものディスプレイの解像度が低く、RenoAの低画質と同じ状態ですので性能差はほぼないと思ってよいでしょう。

 

ちなみに「ポケモンGO」はARをオンにしても快適に楽しめます。ジャイロセンサーも内蔵されていますので。

 

カメラ性能(静止画)

アウトカメラ:1600万画素(f/1.7)+200万画素(f/2.4)

インカメラ:2500万画素(f/2.0)

フラッシュ:LEDフラッシュ

カメラモード:写真、ビデオ、エキスパートモード、パノラマモード、ポートレート、夜モード、タイムラプスなど

 

静止画については、価格を考えれば素晴らしいの一言です。

○光量が十分な晴天の日中では非常にきれいに撮影ができます。

○光量が不十分な夜間はAIで「夜モード」になってくれて、暗い部分も明るく持ち上げてくれます。

○ポートレート撮影では、きちんと物体と背景の境界を認識してきれいなボケの写真が撮れます。

○インカメラは美肌モードがしっかり効いて、わたしの青髭面をオシャレヒゲだよってレベルまでごまかしてくれますw

 

カメラの詳細レビューはこちらを参照ください。

  

カメラ性能(動画)

インカメラ:1080P/720P@30fps

アウトカメラ:Max 4K/1080P/720P@30fps

 

えー、動画については期待してはいけません。やっぱり廉価端末は動画が削れられがちですね。過去にP10Liteを使用した時も同様で、静止画はキレイなんだけど動画が全然ダメでした。

まず、手振れ補正がありませんので、手振れがダイレクトに反映されます。かなりしっかり保持しても手振れしてしまいます。

 

ただし、これには解決方法があります。

ジンバルを使うという手もありますが、そもそもジンバル自体がけっこうなお値段するため、それなら元からもっと良い端末を買えばいいじゃんって話になってしまいます。

お金を掛けない方法は、後からアプリで手振れを補正する方法です。RenoAをはじめ、androidが使用されている端末には必ず「Googleフォト」が入っています。「Googleフォト」には「スタビライズ」という手振れ補正機能がありますので、そちらを使用しましょう。見事に手振れが解消されますのでお試しください。

 

解決できない問題点としてマイクが甘いことが挙げられます。

例えば子どもを撮影するとき、被写体である子どもの声がかなり小さく入ってしまいます。自分の声は大きく入るため、音声のギャップが大きく後から見たときにかなり気になります。

こればっかりは簡単な編集でどうこうなるものじゃない。

 

iPhoneは静止画もキレイですが、こういう音声の広い方も含めて動画が素晴らしいなと思います。

 

というわけで、動画をよく撮影する人はこの端末を使うのはやめましょう。必ず後悔しますよ。

 

 

バッテリー

バッテリー:3600 mAh

 

バッテリー持ちは優秀ですよ。少なくとも容量通りの持続力はあります。

○CPUのスナドラ710が省電力性に優れていること。

○ディスプレイが液晶よりも省電力性に優れる有機ELであること。

○colorOSがタスクキルなど、省電力が強力であること。

などが電池持ちが良い理由だと思われます。

 

ただし、充電速度はゆ~っくりです。急速充電がないうえに大容量バッテリーだとここまで充電が遅いんだなぁと思いました。今までバッテリー容量の小さいiPhoneを使っていたので予想以上にゆっくり感じます。

AC電源からの充電で、0%から100%になるまで約2時間ですね。

 

OS(オペレーションシステム)

OS:ColorOS 6(Android™ 9ベース)

 

クセが強いと言われるOSですが、androidを使い慣れていればなんちゃらないかと。

他のandroid機種に比べて使いにくいかと言えばそうでもないし、IOSの操作感に似ているかと言われればそうでもないし。

今までandroid機種を使ってきた、あるいは使った経験のある方なら全く問題ないです。今どきそんな使いにくいOSなんて作らないよ、不具合は別として。

 

弱点はandroid10ベースにアップグレードが見込めない点ですね。RenoAはOPPOが日本向けに特別につくった端末なので、グローバル展開されている同社他機種と違ってアップグレードの対象になっていません。

しかも、2020年6月には後継機種の「Reno3A」がandroid10ベースのOSを搭載して発売されたので、なおさらアップグレードの見込みはないだろうなぁと。

 

生体認証

生体認証は指紋認証と顔認証に対応しています。

顔認証は爆速です。スマホを顔に向けるだけでロック解除してくれます。ただしマスクをしていなければですけどね。。。

マスクの着用が半ば義務化している今の日本ではちょっと使いにくい機能となっています。

だけど大丈夫!RenoAには指紋認証、しかもディスプレイ内指紋認証という最新技術が搭載されているからだっ。

肝心の認証速度は「そこそこ」といったところでしょうか。指の角度がずれたりすると意外と認証してくれなかったりします。このあたりはディスプレイを間に挟んでいることの弊害かもしれません。

その代わり、防水ケースの上からでも認証可能です。もともとディスプレイが間にあるので、透明なケースがさらにあっても問題ないんですね。これは通常の指紋認証にはない強みとなっています。

 

対応周波数

GSM:850/900/1800/1900MHz

WCDMA:Bands 1/2/4/5/6/8/19

LTE FDD:Bands 1/2/3/4/5/7/8/18/19/26/28

LTE TDD:Bands 38/39/40/41(full-band)

 

ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル、すべてのキャリアの周波数に対応しています。もちろんVoLTEも。

4キャリアに対応しているってことは、格安スマホと言われるMVNOもその4キャリアから回線を借りているので、すべてつながるということになります。

SIMフリーと言われている端末であっても、周波数の関係ですべてのキャリアに対応していない端末も多々あります。でも「RenoA」はすべて対応なので、例えば他社に乗り換えようと思った時もSIMだけでOKです。

2019年10月より導入された端末代と通信代の分離プランにぴったりの端末といえますね。

 

SIMサイズとデュアルSIM

SIMカードタイプ:デュアルナノSIMカード

 

2つの回線を同時使用できるDSDV(デュアルシム・デュアルボルテ)に対応しています。SIMカードトレイを引き出すと2つのスロットがあるので、それぞれにSIMをセットすればOKです。

ただし、片方のスロットはSDカードと兼用になるため、容量をヘビーに使う人は注意が必要です。通常版でも64GB、楽天モバイル版は128GBなので、だいたいの人が内蔵容量で足りると思いますけどね。

 

その他の機能

GPS:GPS/A-GPS/GLONASS/Beidou/Galileo

Bluetooth®:5.0

Wi-Fi®:2.4/5GHz 802.11 a/b/g/n/ac

OTG:利用可

NFC:対応(FeliCa対応)

センサー:磁気センサー、光センサー、近接センサー、加速度センサー、ジャイロセンサー

 

やっぱりウリは「FeliCa(おサイフケータイ)」対応ってことですよね。これって日本特有の規格なんですけど、見事に対応してくれています。

海外メーカーのものでSIMフリーでおサイフケータイ対応のものって、実はiPhoneやpixelなど一部を除いてほとんどありません。

しかもあっちはドコモ、au、ソフトバンクのいわゆる3大キャリアに紐づきで販売されたからそうなのであって、端末だけの販売でスタートしたSIMフリースマホとしては異例ですね。