スポンサーリンク

引越しシーズン!マンション賃貸契約は分譲賃貸をねらえ!?

えー、わたくしは転勤族でございます。

22歳で就職してから30歳になるまでの間に自己都合も含めて、5回の引越しを経験しております。

今回は私の引越し体験から学んだことをアップしたいと思います。

分譲賃貸のメリット

分譲賃貸というのは、個人が購入した分譲マンションを賃貸することを言います。

分譲賃貸だと何が良いのか、何が良くないのか、ちょっと説明します。

仕様が良い!

賃貸マンションと分譲マンションでは、装備にハッキリと差があります。もちろん、分譲マンションのほうがグレードが高いです。

特に出るのはキッチン、お風呂、トイレなど水周りの部分。

キッチンなら、良いシステムキッチンが使われていたり、ビルトインの食洗機が付いていたりします。

お風呂なら追焚きの方式、シャワー等の水道周りなど。ちょっと古いところだと、お湯と水が別々のハンドルになってる場合とかありますね。

トイレなら、ウォシュレットや便座温め機能など。

その他、ドアやサッシなど、やっぱり細々したところまで違いますね。特に、築20年以上の物件になると顕著になってきます。

構造が違う!

分譲マンションの多くはRC造とかSRC造になっています。RC造っていうのは鉄筋コンクリート造りで地震に強いと思ってもらえればOKです。SRC造は、さらに鉄骨が多いみたいだけど、これは大きな差はないらしい。

賃貸マンションの場合、小規模が多いこともあって、RC造を採用しているところは多くない。

また、耐震性だけでなく、防音性にも優れている。特にやんちゃな子持ち世代は、優れた防音性が必須であろうと思う。

小規模な集合住宅、例えばハイツなどは簡単な工法を採用している事が多い。その分、賃料も安いが、単身でもない限りはオススメできない。

子持ちの友人の体験になるが、値段で決めて防音性の低い物件に住んだところ、隣人がわざと大きな音をたてたり、窓をピシャッと閉めてきたり、クレームに悩まされたそうだ。

家賃交渉の余地がある

分譲賃貸は分譲マンションの持ち主との契約となる。仲介は挟むものの、形式的には個人間の契約となる。

そのため、持ち主と家賃を下げる交渉がしやすいのである。具体的には、この後の体験談の項で書きます。

分譲賃貸のデメリット

これはただひとつ、定期借家が多いということである。

定期借家とは、契約者同士であらかじめ決められた期間しか住めないというもの。例えば、定期借家3年なら、契約から3年後に持ち主から出て行ってくださいと言われたら出て行かなければならない。

定期借家としている人の多くは、転勤などで持ち家を離れなければならないが、数年後に戻ってくる前提で、その間の収入として家を貸し出している。だから相手の都合によっては更新できることもあるけどね。

せっかくお気に入りの物件が見つかっても、定められた期間しか住めないし、また引越しの手間やお金があるし、敷金礼金やらも掛かってくる。

だから定期借家は、自分も住む期間が決まってるよって人以外にはオススメできない。

分譲賃貸の多くは定期借家ではあるものの、探せばそうではない物件もある。そういう物件はすぐに取られてしまうから、日頃からアンテナを張り巡らせておこう。

ちなみに定期借家ではない契約であれば、よほどの事情がない限り、借主を強制退去させることはできない。

我が家の体験談

これは現在の住まいに移ったときのはなし。

以前の住居も分譲賃貸だったのだが、関係の会社の人間が転勤するため、入れ替わりでやって来る私に、そこに住んでほしいと紹介された物件だった。

このときに分譲賃貸という選択肢を学んだ訳である。それまでは賃貸マンションに住んでいた。

その物件は、場所は微妙だったが、築浅でなかなか良かった。ところが、2年住んだところで、持ち主が転勤で戻ってくるから出ていってほしいと言われた。

いやいや有り得ないから。戻ってきたときでも出て行かなくても良いって言うから決めたのに。

このあたりは勤務先の事情があるから省くが、納得出来ないままに追い出される運びとなった。

さて、新しいところを探さないと。

このときに真っ先に選択肢に入れたのが分譲賃貸であるということ。

会社の法人契約となるので諸々クリアしなければならない条件もあったため、妥協することも考えたが、結果的に妥協しないで良かった。

新居探しのための期間は実質3ヵ月程度。しかし、なかなか条件に合致するものはなかった。

毎日の通退勤ではSUUMOとか不動産サイトと睨めっこ。気になったところには、片っ端から問い合わせを入れる。

それでも理想には出会えなかった。

いい加減疲れてきて、ちょっと妥協した物件で決めかけたことがあった。100のうち、70くらいは満たしている物件だった。

不動産仲介としても、早く決めてくれないと他に取られるかもと契約を迫ってくる。

もう見つかりそうにないし、ここに決めようか。奥さんがそう言った。

だけど俺は決断した。まだ一ヶ月ある、ギリギリまで粘ろうと。

結果的にこの物件が取られて、もっと条件に合わない、または悪い物件になるかもしれない。決断の時期、このあたりが家探しの難しさだと思う。

賭けに出て、条件7割物件をスルーした私達一家。再び不動産サイトとの睨めっこの日々。

そんなとき、マンション名と住所しか掲載されていない物件を見つける。基本的に情報があまり載ってない物件は競合が少ない。

マンション名と住所で調べたところ、希望の分譲賃貸であるし、場所も良い。来た!希望10割物件だ!

早速不動産仲介に問い合わせをいれて、下見まで取りつけた。

以前に住んでいたところより築年数は落ちるものの、広くなったし眺望も良い。すっかり気に入った私たちは、その物件で決めることにした。

ただ、まだひとつだけネックがあった。希望予算より、少し家賃が高いのだ。

ここからは家賃交渉。仲介を挟んで、すぐに決めるからという条件で、月々3000円安くしてもらった。

ちなみに礼金を増やすことで月々の家賃を下げることもできる。この場合、長く住むほどお得になるので、当分動く予定がないときはそうしたほうが良い。

こうして現在の住まいに移ることになったわけだが、持ち主との関係は必ず良好にしておくこと。

例えば、設備の調子が悪いから変えて欲しいとかなったときに、持ち主に負担してもらえる可能性が高まるからだ。

うちの場合、入居時点やしばらくして気になったところは持ち主負担で変えてもらえた。とりあえず御挨拶のときに高価な菓子折りを包み、御中元やお歳暮、年賀状も送っている。

自らの利益になる人には手厚くする、これ全てにおいて基本なり。

さらに言うと、自分達の前に借りていた人が、画廊として使っており、一切補修しなくて良い代わりに、相場より安い家賃で契約していたらしい。

うちは補修もしてもらったし、本来なら相場に戻すところをなぜかそのままの家賃で貸してもらえている。

そのため、マンションの最上階であるにも関わらず、下層階よりも安い家賃という、個人契約でなければ有り得ない状況となっている。

ここまでのラッキーパターンはそうそうないと思うが、皆さんも諦めずに理想の物件が見つかるまで頑張ってほしいと思います。

考え方
スポンサーリンク
スポンサーリンク
ざつなき

コメント