国内産SIMフリースマホの決定版？「AQUOS mini SH-M03」

日本のケータイ電話市場っていうのは、だいぶ特殊なものらしい。俗に言う「ガラケー」は、スマートフォン以前に主流だった折り畳み式（とは限らないけど）のケータイ電話を指すものであるが、なぜ「ガラケー」と呼ぶのか。

それは、日本において独自に進化を遂げたケータイ電話だからであって、独自の進化を遂げた希少生物が多く生息する「ガラパゴス島」にちなんで「ガラパゴスケータイ」、略して「ガラケー」と呼ぶのである。

とはいえ、世界規模で見れば希少であっても日本国内においてはスタンダードである。スマートフォンが主流になって、少なくなった機能と言えば「お財布ケータイ」である。これは日本で大人気である「iPhone」が現在の７に至るまで搭載してこなかったことが大きな要因であるが、「お財布ケータイ」の機能を使いたいがためにエクスペリアなどの国内産スマートフォンを使ってきた人も居るだろう。

ところが現在徐々にユーザーが増えつつあるSIMフリースマートフォンの多くは海外メーカー製が多く、この機能を搭載していない。これが原因でSIMフリースマートフォン＋格安SIMに踏み切れなかった人も居るかもしれない。

しかし、この度「お財布ケータイ」を搭載した国産SIMフリースマートフォンが登場した。また日本では当たり前、世界では少数派の「防水・防塵」をまで備えている。それが今回紹介する「AQUOS mini SH-M03」である。

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AQUOS mini SH-M03の良いところ

お財布ケータイ搭載

ほかにもアローズ（富士通）からお財布ケータイを搭載したSIMフリースマホが出ているが、こちらは性能が抑えめなので、もっと高機能なお財布ケータイ搭載のSIMフリースマホが欲しいと思っていた人にとっては唯一の選択肢となる。

防水・防塵

あれば何かと安心な機能だよね。特に台所などの水回りでよく使う、マリンスポーツやアウトドアが好きって人にとっては欲しい機能。

ワンセグ搭載

意外とスマートフォンには搭載されていない、このテレビを見られる機能。個人的にはそこまでテレビを見ないので要らないけど、サッカー代表戦の中継があるのに仕事で帰れないってときはちょっと欲しくなったりする。

コンパクトボディ

AQUOSシリーズの特徴であるベゼル（ディスプレイとボディ端の間の余白部分）がないデザインで、画面サイズが4.7インチとコンパクトなのに、さらにコンパクトボディを実現している。携帯性重視の人、手の小さい女の人などは特に使いやすいと感じることだろう。ちなみにiPhone6と7のディスプレイサイズが同じ4.7インチです。

CPU性能が良い

SIMフリースマホといえば価格を抑える代わりに性能も控えめなものが多いが、これは「snapdragon808」を搭載している。これは昨年発売された「NEXUS5X」にも搭載されており、LINEなどのSNSやブラウジングはもちろん、重たい3Dゲームも快適に動作できるくらいの性能がある。とりあえず、現在スマホで出来ることならほぼ性能不足を感じることはないだろう。

ディスプレイが綺麗

もともとディスプレイに定評のあるシャープがつくっているスマホだけあって、このスマホもIGZO搭載で鮮やかな発色を実現している。また、動画再生時のコマ送りが他機種よりも多いらしく、圧倒的に滑らかに再生ができるとのこと。

カメラが明るい

画素数は1310万とそれほど高くはないが、Ｆ値1.9の明るいレンズを搭載しているため、より多くの光を取り込むことができ、画素数以上にキレイに撮影可能となっている。写真って光量によって大きく仕上がりが左右されるから、変に画素数が高いよりも明るく撮れることのほうが結果としてキレイに撮影できるカメラだったりする。