なんだか動きの激しい通信会社界隈。
また総務省が誰トクなのかよく分からない政策を打ち出したおかげで、端末割引が大幅に減るみたいですね。
一方で更新月以外の解約料や、月々の値段が安くなるみたいですね。
さて、月々の値段ですけど、普段からドコモやauといったキャリアには目もくれていない私としてはまったく関係ありません。
現在のところ、メイン回線としての利用すること、通信速度を加味したうえでの最適解はワイモバイルまたはUQモバイルだと思います。
だから2社を行ったり来たりするのがわたしの基本スタイルだったりしますw
そんななかで、今回はワイモバイルを使ってきたなかでのいいところや悪いところを徹底的に書いてみようと思います。
わるいところ!
ふつー、いいところから書くだろ!という王道を裏切って悪いところから書きます。
情報過多が著しい現代社会、実はネガティブレビューのほうが有用だったりするんですよ。
屋内に弱い
ビルなど、ちょっと重厚な建物のフロア内部に行ったりすると電波が悪くなります。あれぇ、4Gって電波が障害物を回り込むんじゃなかったっけ?
外と隣接したところから離れるほど(内側に行くほど)、電波が悪くなります。
鉄骨系の建物は顕著ですね。仕事で歩きながら電話していたりすると、急に話が途切れちゃったりすることも。
逆に地下とか、そもそも電波が届かないよってところは対策されているので大丈夫なんですけどね。このご時世当たり前かもしれませんが、地下鉄などは一切そういうことはないので。
これは昔から変わってないソフトバンク系回線の特徴なんですかね。
知り合いの元ソフトバンク店員さんに聞いたところ、壁にぶつかると砕け散る電波と揶揄されていたそうですねw
android oneがしょぼい
3大キャリア以外でも、SIMフリースマホを併売することで高性能なスマホを揃えたりしています。
ワイモバイルの場合、iPhoneは型落ちの7が最新。これは安さとペイオフですし、iPhoneはそもそも性能がめちゃくちゃいいので7でも十分すぎるくらい高性能です。その分やたら高いが…
androidでは、SIMフリー端末のほか、国内で唯一android oneという、Googleからのお墨付きでOSアップデートが保証された機種を扱っています。
しかしながら、ウリであるはずのandroid oneシリーズがパッとしない。
末尾がSのほうはミドルスペック。末尾がXのほうはハイスペックという位置づけです。
Sは仕方ないとして、Xのほうもひと世代前のようなスペックだったりデザインだったりして、ちょっと訴求力に欠けます。しかも、普通に同時購入すると結構なお値段です。
2014年に発売された名機、nexus5のようなコストパフォーマンスに優れたモデルを期待しているんだけど、さすがにあそこまでのやつは無理かなぁ。。。
契約方法によって、2年以内の解約が激高い
特別な割引を効かせない契約なら問題ないんですけど、MNPとかで安く契約するときに注意したいことがあります。
ワイモバイルって、バリュースタイルっていう契約方法があって、店員の説明をよーく聞いていないと分からなかったりします。
月額割引という、回線契約と同時購入する端末によって変動する月々の割引があるんですけど、これを効かせようと思ったらバリュースタイルって契約になるんですね。
それでバリュースタイルで契約すると、契約解除料(税抜9500円)のほかに定められた解除料が発生するんですよ。これは端末を一括購入していようが分割購入していようが一緒です。
このバリュースタイルに付随する解除料がめちゃくちゃ高い。契約を継続するほど安くなっていって、更新月には0円になるんですけど、契約して1年以内なら契約解除料以上の値段がします。
iPhoneなど、元々が高額の端末ほど解除料も高額に設定されています。
ゲロすると、私自身この仕組みを理解していなくて、1000円の割引がなくなる1年毎でワイモバイルとUQモバイルを行き来するつもりだったんですが、これに気が付いて更新月までワイモバイルを使うことにしました。
MNPで一括0円の端末と一緒に契約して、すぐに端末ドナドナするつもりだったんですけどねぇ。
安さとのペイオフでしょうか。ワイモバイルを契約するときは2年完走するつもりで契約しましょうね。
iPhoneだけ特別なSIMを使っている
ちょっとスマホに詳しい人なら、SIMを差し替えて契約と同時購入した端末以外の端末で使うってこともあると思います。
ところが、ワイモバイルのiPhoneは特別なSIMが使われていて、たとえSIMフリーまたはロック解除済みで周波数が対応している端末であってもデータ通信ができません(通話は可)
なんと、ワイモバイルのiPhone以外は使えないという極悪仕様。さっきのバリュースタイルもそうだけど、ちょいちょい囲い込み戦法をやってきますよね、うっとうしい。
店員さんに尋ねて、そういう回答だったので間違いないですし、実際にそうでした。
・・・公式には。
ちょっと調べてみたらデータ通信できる手段がありました。非公式ですけどね。
いいところ!
ネガティブキャンペーンをしましたが、結局自分自身使っているってことはいいところのほうが多いと感じている証拠。
わるいところ、いいところ、天秤に掛けていいところが勝っているってことです。
あくまで自分の場合なので、人によって異なるのは当たり前ですが。
月額が安い
Sプラン…月額2980円、高速データ通信3GBまで、1回10分まで通話無料。
この条件からさらに割引を効かせます。
ワンキュッパ割…月1000円割引(1年目のみ)
家族割…月500円割引(2回線目以降)
月額割引…月1500円割引(2年間)
あれ?月々0円にならね?
ということができてしまうのがワイモバイルです。
割引が1年目のみとか、月額割引を効かせると前述のバリュースタイルっていうデメリットがあるとかって、ちょいちょいミソがつきますけど、この安さは圧倒的。
10分まで通話無料
他社だと、ほぼ5分までカケホーダイですよね。あとは完全にカケホーダイ、ただし高い。
ワイモバイルはなんと10分。これが地味にうれしかったりする。
なんか日本人の通話の8割だかなんだかは5分以内らしいですが、残りの2割が気になるんだよね。
LINEなどデータ通信での通話をすることで、WIFI環境下ではカケホーダイをつくることもできるけど、そういうのが使えるところばっかりじゃない。
例えば役所。
日本国民として生活していたら、ちょっとした問い合わせをすることもあるでしょう。さすがにお友達じゃないのでLINEは使えません。
そのくせ、とろくさい担当者に「確認します」と言われてやたらと待たされるのがパッケージなお役所さま。5分だとね、足りないんよ。
ショップが多い
ワイモバイルは実店舗がけっこう多いです。
もはや生活に欠かせないスマホ。いざってときに駆け込み寺のようなショップがあるのはありがたいです。
という私はショップのお世話になったことありませんけど。。。
ショップをなくして、コスト削減して、もっと安くしてくれないかなぁ、なんて。
とはいえ、スマホにあまり詳しくない人にとってはありがたいことですよね。
私の周りでは50歳代以上は総じてスマホ音痴です。仕事の上司にいろいろと操作を聞かれることもありますが、若干面倒っすね。教えてやるから評価を上げてくれっての。
Yahoo!系のサービスとの連携が強力
グループの強みをぐいぐい活かしてくれるのがワイモバイルの素敵なところ。
まず、ワイモバイルユーザーは、Yahoo!プレミアム会員に無料でなれます。
電話番号を入力して、Yahoo!IDと連携させるだけです。
Yahoo!プレミアム会員は、Yahoo!ショッピングでのポイントが常時+4%だったり、指定の漫画や雑誌が読み放題だったり、地味にうれしかったりします。
このあたりはYahoo!という、国内最大クラスのインターネットサイトを運営している強みですよね。結構お世話になっています。
PayPayのポイントバックが優遇される
いま流行真っ盛りのキャッシュレス決済。
そのなかで2018年末に100億円あげちゃくキャンペーンを打ち出して話題になったPayPayはご存じの方も多いですよね。
このキャッシュレス決済を使う最大のメリットは、今までにない強力なポイントバックにあります。
記事を書いている2019年8月だと、昼の11:00~14:00の間にPayPayでの決済を完了した場合、購入額の10%が返ってきます。
これが、ワイモバイルユーザーだと倍の20%バックになります。
10,000円のものを購入する→ノンワイモバユーザー…1000ポイントバック
10,000円のものを購入する→イエスワイモバイルユーザー…2000ポイントバック
えっ?めちゃくちゃでかくね?
下手したら月々の料金とペイオフできちゃうんじゃね?
いつまでこのレベルのキャッシュレス決済ポイントバックが続くかわかりませんが、とりあえず現時点では大きい、大きいですよね。
というわけで、ワイモバイルを通算3年使ってきた人によるレビューでございました。
まぁ不満はちょいちょいありますが、それはどこを使っても同じこと。どこに不満を持ってきて、どこにいいところを持ってくるかですよね。
私の場合、月々の料金が安いことはかなり重要事項です。
一方でまぁまぁのヘビースマホユーザーです。だから通信が遅いのは耐えられません。その代わり、どれくらいのスペックがあれば困らないのかってことも分かっているつもりなので、ワイモバイルで扱っているレベルの端末でも十分ということもあります。
※現在使用しているメイン端末はiPhoneSE
これが最新スマホが使いたいって人なら、その時点でワイモバイルが選択肢から外れるだろうし、いろいろと加味したうえで決めましょう。
私の場合、かなりオススメですけどね、ワイモバイル。